べつのしかたで

大学院生生活とか、研究とか、性とか

研究テーマの齟齬

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photo by zachstern

最近こんな出来事があった。

研究者志望の留学生がいるのだが、彼はずっと中国で大学の教員になろうと考えていた。

彼は八ヶ月くらいある分野の勉強を続けて来た。

しかし、とある発表が終わったのち、、、

先生 

これよりも◯◯◯◯の方がいいんじゃない?(^^)

留学生

Σ(゚∀゚ノ)ノ

先生

こっちの方がいいよ(^^)。

留学生

Σ(゚∀゚ノ)ノ

ゼミ生一同

失笑(゚∀゚)

彼はずっとその分野の勉強をしてきたのに、先生の鶴の一声でまったく異なる分野をやらされることになった。

まさにこれぞまさに理不尽である。

正直研究者として成功するかどうかは、早めに良いテーマを見つけてそれの第一人者になることが一番近道だ。

この分野といえばこの人みたいな。

就職もすぐに決まるし、テーマをたくさんの論文を読んで決めなくても、先生に帯同するだけでテーマが勝手に見えて来ることもある。

学問の世界にも流行り廃りがあるので、流行りに乗れば学者として成功する確率は凄く高い。

ただ、そのテーマが研究され尽くした後に継続して良い研究ができるかどうかはその人の能力しだいだ。

ずっとくだらない研究をしているだけなのに、昔とった杵柄で偉そうにしている先生も少なくない。

周りにはろくに英語の論文すらも読めない奴なのにMITと共同研究させてもらえるとか吹聴して回る他力本願なバカもいる。

自分に能力が無いやつほど他人に自慢したがる。

自慢しないと自分が保てない可哀想な人間なのだ。

彼が本質的にわかっていないなと思うのは、すごい人というのは直感的に感じるものだと思う。

すごい人にあった時にその人の行動や言動を知らず知らずのうちにマネをしてしまっているような体験をしたことがありますか?

宮台真司氏に言わせるとそれはミメーシス(感染)というらしい。

僕はそんな風には絶対なりたくない。

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